『おかあさん』

こんにちは。やよいちゃんです。
今さっき、向かいのお家から「うぉーーー!!」という歓声が聞こえてきて、なんだろう?と不思議に思ったのですが、ワールドカップバレーやってるんですね。
道さんと「あー、バレーボールか」と話していると、りかちゃんが「えー。おうちでバレーボール?りかちゃんもやりたい!」というのでみんなで大笑いしました。

ここ最近、エゴサしていると「風俗大好きお姉さん、お母さんになっとる!」といった風にツイートしてくれている方をちらほら見かけます。

私自身、お母さんになったつもりでは居ないのです。実際、道さんと出会って、その娘のりかちゃんと三人で暮らし始め、うちは三人家族だと思っています。6歳になったりかちゃんも「うちはさんにんのかぞくだからね」と言います。
ただ、りかちゃんは私のことを「お母さん」とは思っていないし、私も特に「お母さん」というポジションになりたいとは思っていません。

だって、5歳の誕生日を迎えてすぐに、突然家に来るようになった私を、今まで五年間居なかった『おかあさん』だと思えだなんて、そんな無茶苦茶なことがあって良いわけがありません。
このことを説明しても「いやいやー、お母さんよ」と言われますが、別にお母さんでなくたって家族として一緒に居られたらそれが一番自然で素敵だと思うのです。

私が『風俗大好きお姉さん』というエッセイを書くにあたって、道さんも自身のエッセイを書きました。

私も、道さんが前の奥さんと何があったのか、どうして別れることになったのか、りかちゃんが道さんと二人で暮らすことになるまでのこと、なんとなく聞いては居ましたが、詳しく知ったのはこの文書からでした。

初めて道さんとデートした日の夜、道さんは私のことをじっと見ながら「僕、娘が居るんだ」と言いました。
当時、私はとても驚いたけれど、りかちゃんの写真を見せてくれる道さんが「あっ。これスカイツリーのときのやつだ」「これ懐かしいなぁ」と緩んだ顔で画面を見つめるのを見て、胸が強く掴まれる思いがしました。

「可愛いですね」
そう言うと、道さんは、何にも気にする様子なく言いました。

「僕の子か分からないけどね」

「えっ」

「前の嫁、浮気してたから」

なんて返せば良いのだろう、と思ったのを覚えています。

「けどさ、親は子を選べないし、子は親を選べない。僕は自分でこの子を選んだんだよ。幸せだよ」

そう続ける道さんの気持ちは、正直この時の私には分かりませんでした。

けど、一緒に暮らし始めて一年ほどが経ち、それは本心だったと感じることができます。
りかちゃんはとても優しくて、子供らしい良い子だし、男手一つで育ったけれど女の子らしい子です。
私が体調が悪いと背中をぽんぽんしてくれるし、お水を汲んで持ってきてくれたりします。
そして、道さんとりかちゃんはまごうことなき親子です。
大きな愛情と絆で結ばれているし、道さんはりかちゃんを、りかちゃんは道さんを想っています。

私が道さんの膝の上で寝ていると「あっ!なっちゃんずるーい!」と傍に来て、二人で道さんの膝の上で転がるとき、『三人の家族』に幸せを感じるのです。
私たち三人家族は、血縁はないかもしれません。パパとりかちゃん、そして『なっちゃん』の三人です。

これから、りかちゃんが小学校に行って、恋なんかして、中学生になったら彼氏を連れてきて道さんが不機嫌になったりして、そんなこれからの未来を思うととってもわくわくします。ずっとこの家族があたたかく過ごして行けますように、と思います。

りかちゃん、道さん、大好きだよー!


やよいちゃんでした。


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